川崎駅周辺で餃子といえば「味の店 太陸」だろう。太い陸と書いてたいりくと読む。
飲み屋と水商売のお店が立ち並ぶ長い一本道の繁華街の真ん中にある。
一人で歩いててもバリバリキャッチに声をかけられる。それが川崎らしさだ。
グルメ誌の餃子特集でもたびたび登場する有名店だ。
「町中華で飲ろうぜ」でも紹介されたようだ。
謎のひげ面の神様がお出迎えしてくれる。これは何の神様なのだろうか。
有名店だけあり店内にはサインがたくさん飾ってある。
わたしが座ったテーブルはEXILEのTAKAHIROさんと武井咲さんがランチで数回食事した席らしい。
一度ではなく数回来たということはお気に召したのだろう。
焼き餃子と半チャーハンを注文した。ビールもいきたいところだが今日は肝臓を休めることにした。
餃子はやや小ぶりでコロコロとした形をしている。
うまい。皮は薄めで、肉汁がジュワッと溢れてくる。
裏面の写真も載せておこう。どっちが裏でどっちが表なのかはわからないが。
焦げ目がついているほうが表として提供されたが本来こっちが表だろう。
そんなことはどうでもいいがやはりうまい。これは雑誌に載るわ。
餃子と共に頼んだ半チャーハンもめちゃくちゃうまい。
具材はかなりシンプルで、しっとりとしていて、ラードのコクがすごい。
半チャーハンと言いつつも、まあまあボリュームがある。
通常のチャーハンが1、一般的な半チャーハンが0・5とするならば0・75くらいはありそうだ。
半チャーハンについてくる中華スープは塩分控えめで優しい味だ。
星飛雄馬を電柱の影からそっと見守るお姉さんのようだ。
いやはや大満足だ。ビールなしでもじゅうぶんに楽むことができた。
今後も他のメニューを探索していこうというジャーナリスト精神が芽生えた夜だった。