サランラップを買い忘れる運命

わたしはサランラップを買い忘れるだろう。

家のサランラップがなくなった。余ったおかずをラップしようとしたら途中でなくなった。

最後の一枚はギリギリ微妙に足りなかった。少し隙間が空いたままラップをして冷蔵庫に入れた。

通常よりもちょっとだけ空気に触れるので劣化するのがちょっとだけ早いだろう。

もしくは少し隙間が空いている時点でラップしている意味はないのかもしれない。

帰りにサランラップを買おう。そうわたしは決意した。

だがわたしはサランラップを買い忘れるだろう。

絶対に忘れるだろう。いつもそうだ。これは運命である。

そして明日でいいやと思い、翌日に今日こそ帰りにサランラップを買おうと肝に銘じるだろう。

だがまた忘れるだろう。次の日は今度こそサランラップを帰りに買おうと、手のひらに「サランラップ」とペンで書くだろう。

だが手のひらに書いたことすら忘れるだろう。

Amazonで大量に買うことにしよう。