1分の重み

平日の朝はいつもギリギリだ。ギリギリでない朝などない。

わたしは毎朝6時18分の電車に乗る。駅まで歩いて10分くらい。

6時18分の電車を逃したとて遅刻するわけではないのだが、6時18分のそれに乗らないとリズムが狂うのだ。

いつも時間ギリギリに家を出るが、意地でもそれに乗りたいため、いつも最終的にダッシュしている。

朝食を食べながら安住アナがやっている番組を見て家を出る。

今日はいつもよりほんの少しだけ早く家を出ることができた。

なので余裕を持って途中でコンビニに寄ったりして、いつもより余裕のある表情で6時17分くらいにホームに着いた。

しかし、ホームに着いたときには電車のドアは閉まり、わたしを置いて電車は走り去っていった。

今日は祝日だった。祝日というか振替休日だ。休日ダイヤは1分早い6時17分に出発するのだ。

今日は建国記念日の振替休日だった。建国記念日は2月11日だが、日曜日なので替わりに今日が休日となった。

建国記念日は初代の天皇が初めて即位した日らしい。

数千年前の歴史と暦の巡り合わせとJRのダイヤが複雑に絡み合った結果、わたしは電車を一本逃したのだった。

折り返し地点

本日のコーヒーは深煎りのケニア三軒茶屋の茶沢通りでこのブログを書いている。

久しぶりにジムに向かおうと茶沢通りを歩いていると見慣れない文字が視界に飛び込んできた。

折り返し地点。思わず折り返して家に帰りそうになった。

なんだろうと思ったが、「通り」と「折り返し地点」とくれば答えは決まっている。

大子堂こどもマラソン大会。ライオンズクラブが主催しているらしい。

ライオンズクラブと聞くと少年野球を思い出す。地元の学童少年野球大会もライオンズクラブが関わってたような。

ジムから出ると少年たちが次々と走り抜けていった。沿道では人々が声援を送っていた。

小さな子どもだろうと大人だろうと、人が走っている様は美しい。

トップを走る少年は精悍な顔をし、風のように通りを駆け抜けていった。戦う男の顔をしていた。

後方を走る少年は息があがり、体はふらふらし、罰ゲームのような顔をしていた。

走ることは楽しいときは楽しいし、しんどいときはただただ苦しい。

何キロ走るのかはわからないがゴールしたあとの飯はうまいだろう。

2月9日は肉の日

数日前の晩飯。2月9日は肉の日らしい。やはり豚肉が一番元気が出る気がする。

家の近くのローソンストア100では、肉の日ということで肉のセール的なものをやっていた。

カナダ産豚肉小間切れ。407gで税込430円。めちゃくちゃお得だ。

100gあたり98円。素晴らしいコストパフォーマンスだ。

むかしラブレターフロムカナダという歌があったが、これはポークフロムカナダ。

ただただシンプルに焼いてモランボンステーキソースをぶっかけていただいた。

肉丼みたいだが下にはキャベツの千切りなどが敷き詰められている。

モランボンとはなんなのか。人の名前なのか。なにかの造語なのか。

ドラクエの呪文のようでもある。ゆうしゃはモランボンを唱えた。豚肉のうまさがぐーんと上がった!

200gの豚肉を食べたがまだ200gも残っている。そして翌日の朝も全く同じ食べ方をしたのだった。

「のり弁にぎりました」に感動しました

しばらく朝食にパンを食べる生活が続いていたが、最近また米を食べるゾーンに入った。

乾季と雨季のように米とパンをずっと繰り返していくのだろう。

やはり朝は納豆ごはんである。納豆はパワーを秘めている。植物性たんぱく質が豊富だそうだ。

しかし今日は家で朝食を食べる時間がなかった。わたしは朝食をしっかりとらないと気が済まないタイプだ。

そんな、朝食を家で食べ損ねた時に朝食をしっかり食べたような気にさせてくれるアイテムを見つけた。

その名も「のり弁にぎりました」。

ニューデイズで売っている「スゴおに」シリーズのひとつだ。

店頭に並んでいるのを何百回も見かけていたが初めて買って食べてみた。

想像以上にのり弁だった。本当にのり弁をにぎっているようだった。

おにぎりの中に白身魚のフライ・磯部揚げ・厚焼き玉子が入っている。

これは、歩きながらのり弁を食べているのと同じだ。

歩きながら食べることもできるし、なんなら走りながら食べることもできる。

弁当ならば走りながらのり弁を食べることは至難の業だろう。

だがこちらならば走りながらのり弁を食べることができる。

税込320円という絶妙な値段もいい。タルタルソースも増量中らしい。

スゴおにシリーズ次はなにをにぎってくれるのだろうか。楽しみだ。

 

香蘭の牛バラ刀削麺

川崎駅前にあるMORESというショッピングビルの地下にある「香蘭」という店に行った。

川崎市街に本店がありこちらは二号店ということらしい。

店の前にメニューの写真パネルがあり、牛バラ刀削麺セットなるものがあった。

餃子がついて980円。安い。三国志など中華好きのわたしはこちらをオーダーした。

店内には中国語が飛び交っており、ホールの女性も料理人もみんな中国の方のようだ。

メニューをパラパラと見るとザ・中国といった感じで、メニューがめちゃくちゃ多くあった。

待つこと数分、料理が運ばれてきた。、、、なんか写真と違う?

そもそも写真と具材が違う。写真にあったスープはもっと熱烈中華的な色をしていたような。

これほど写真とギャップを感じるものがでてきたことは今まであっただろうか。

食べてみると味は普通に美味しかった。中国に行ったことはないが、本場の中国で出てくるラーメンといった感じだった。

刀削麺を食べたのは人生で二度目だが、前に食べた麺のほうが好みだったかな。

とにかくこちらの店はコスパが素晴らしいと感じた。

店頭に中華弁当が並んでいるが、全てワンコインでボリューミーだった。

写真との違いには少し驚いたが、それもまた中国らしさだろう。

そんないい加減さもわたしは好きだ。

焼き鳥専科一の酉

夜。市バスに乗り川崎駅へと向かっていると急にトイレに行きたくなった。駅まではまだ10分以上かかりそうだ。どうしても我慢できず途中の停留所で降りることにした。

市立川崎高校前というバス停で降りると、目の前に「一の酉」なる焼き鳥屋さんがあった。一刻の猶予もないわたしは一目散に飛び込んだ。

せっかくなので焼き鳥で一杯やることにした。ちなみに一の酉、ニの酉とかいうけどなんのことなのだろうと調べてみた。

毎年11月の酉の日に酉の市というものが神社などで行われるのだが、11月の最初の酉の日を一の酉、二番目の酉の日をニの酉と言うらしい。

「焼き鳥専科一の酉」は焼き鳥居酒屋チェーンらしいが、店内の雰囲気は個人店ぽい感じも漂っていた。

生ビールはプレミアムモルツだった。プレモルもいいよね。

オーソドックスなもつ煮。オーソドックスでうまい。

焼き鳥はおすすめのものを3本。ぼんじり・正肉・ささみ。真ん中の正肉が一番美味しかった。もも肉らしいがとてもジューシーだった。

隣の人が焼きおにぎりを頼んでいたのだが、焼き台で焼き上げる様がなんともうまそうで、わたしも注文してしまった。漬け物とも合う。

行こうと思って行った訳ではなく偶然に入った店だったがなかなかいい時間だった。

ポイントカードを出すタイミング

すごくどうでもいいことだし、別に困っているわけでもないのだが、なんか毎回うまくいかないことがある。

家のすぐ近くにローソンストア100というスーパーがあり、かれこれ7、8年くらい通っているのだが、数ヶ月前にいまさらポイントカードをつくってみた。

名称がPontaカードといい、Pontaポイントというポイントが貯まっていくのだが、毎日通っているので数ヶ月でもけっこう順調に貯まっていく。

お会計の前にカードを出し、カードについているバーコードを読み取ってもらうのだが、そのカードを出すタイミングが毎回なんかうまくいかない。

大体いつも千円ぶんくらいの食品をカゴに入れてレジの前に置く。レジの前にビニール袋が用意されていて、必要ならその袋を取ってレジのカゴに一緒に入れることになっている。

毎回わたしが袋を取ろうと、そのビニール袋に手をかけようとする瞬間に「ポイントカードはありますか?」と声をかけられる。

なのでわたしは「あっ、あります」とビニール袋を取るという行動を中断してサイフからポイントカードを取り出す。

袋は一枚5円なので先にポイントカードを出したら金額が変わってくるので先に出すわけにはいかない。たった5円だからポイントは変わらないはずだが、なんとなく金額が決定してからカードを出したい。

毎回その、ポイントカードを出すタイミングがなんかうまくいかない。別に困ってないし、本当にどうでもいいことなのだが、なんかうまくいかない。