天龍のニラレバ

川崎町中華代表、天龍。創業1949年。74年川崎の街を見守る。

わたしの中で「川崎ってこんな街」というイメージを象徴したような存在。

ここが川崎の核心だと勝手に思っている。天龍が滅びれば川崎も滅びる。

わたしは天龍のニラレバが好きだ。今日もイスに座るより早くニラレバとライスを注文する。

店員さんは中国の人と日本の人がいる。今日は誰かの差し入れのなっちゃんを和気あいあいと分け合っていた。

天龍のニラレバのレバーは片栗粉の衣で包まれていて、コロコロとして柔らかい。この食感がたまらなくうまい。

ところで「ニラレバ」もしくは「レバニラ」というけれど、なぜもやしは入っていないのか?

ニラレバのほうが言いやすいのはわかる。だがもやしのシャキシャキ感はめちゃくちゃ重要だし、ニラと同等の仕事をしているはずだ。

ニラとレバーともやしが揃ってあの味と食感が生まれるのではないのか。

ジョジョの奇妙な冒険の第五部にギアッチョというキャラクターが出てくる。そいつの言い方で言うならば、

「みんなニラレバとかレバニラっていうけどよおー、もやしも入ってんだろおー、ニラモヤレバって言えー!チクショー、オレを舐めてやがる!」だ。